脅威の調査を行うことで、Endpoint Sensor、Cloud App Security、およびActive Directoryからの情報を相関させて、エンドポイントやユーザアカウントに対する攻撃情報、さらに攻撃に利用されている可能性があるメールに対する情報をネットワーク全体について表示できます。
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メールの情報を関連付けできるようにする前に、Cloud App SecurityとApex Centralを適切に設定する必要があります。
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Apex Central でサポートされるのは、Cloud App Securityにおける脅威の調査を目的としたメール相関のみです。
詳細については、 クラウドサービスの統合 を参照してください。
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Cloud App Securityでメール相関を行うには、次の作業を実行しておく必要があります。
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Customer Licensing PortalアカウントでTrend Micro Cloud App Securityの追加ライセンスを取得する。
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Customer Licensing Portalアカウントの Apex One™ as a Service: Endpoint Sensorの追加ライセンス。
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Customer Licensing Portalアカウント(
https://clp.trendmicro.com/
)に
トレンドマイクロ
Cloud App Securityが含まれていることを確認します。
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Customer Licensing PortalアカウントにすでにCloud App Securityが含まれている場合は、次の手順に進んでください。
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Cloud App Securityの有効なアクティベーションコードをお持ちでない場合は、販売代理店にお問い合わせください。
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Microsoft™ Exchange Online with Office 365をCloud App Securityに追加します。
- Cloud App Securityコンソールで、 [運用管理] > [サービスアカウント] に移動します。
- 追加 をクリックして、 Exchange Online を選択します。
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次のポリシーのいずれかを有効します。
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初期設定のExchangeポリシーATP : 高度な脅威に対する保護 > Exchange Onlineのポリシー に移動し、ポリシーのステータスを オン に設定します。
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初期設定のExchangeポリシーDLP : 情報漏えい対策オプション > Exchange Onlineのポリシー に移動し、ポリシーのステータスを [オン] に設定します。
Cloud App Securityの詳細については、 http://docs.trendmicro.com/ja-jp/enterprise/cloud-app-security-online-help/about-cloud-app-secu.aspx の「Cloud App Securityオンラインヘルプ」を参照してください。
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Cloud App Securityの脅威調査APIの認証トークンを生成します。
- Cloud App Securityコンソールで、 [運用管理] > [オートメーションと統合API] に移動します。
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[追加]
をクリックします。
認証トークンの追加 画面が表示されます。
- メール のAPIの種類として [脅威調査] チェックボックスをオンにします。
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アクセストークンの作成
をクリックします。
生成された認証トークンが[ オートメーションと統合API ]画面に表示されます。
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Apex Central
でクラウドサービスを設定します。
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Apex Central コンソールで、 [ディレクトリ] > [製品サーバ] に移動します。
[製品サーバ] 画面が表示されます。
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[クラウドサービスの設定] をクリックします。
[クラウドサービスの設定] 画面が表示されます。
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次の情報を入力してください。
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アカウント : Trend Micro Customer Licensing Portal ( https://clp.trendmicro.com/ )でクラウドサービスサブスクリプションをアクティベートするために使用するユーザ名
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パスワード : Customer Licensing Portal アカウントのパスワード
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[OK] をクリックします。
Apex Central により、使用するCustomer Licensing Portalアカウントと、サポートされるクラウドサービスが登録されます。
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Active Directory構造を
Apex Central
と同期します。
- Apex Central コンソールで、 運用管理 > 設定 > Active Directoryとコンプライアンスの設定 に移動します。
- [Active Directoryの設定] タブをクリックします。
- [Active Directoryとの同期を有効にする] を選択します。
- [保存] をクリックします。
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Active Directoryサーバで、Active Directory同期ツールをダウンロードし、実行します。
警告:
[Active Directory同期ツールのダウンロード] をクリックすると、それ以前にダウンロードされたActive Directory同期ツールがすべて無効になり、その無効になったツールを使用して設定されたActive Directoryサーバの同期も停止されます。
重要:このツールを実行する前に、Windowsエンドポイントに.NET Framework 4.6.1がインストールされていることを確認してください。
詳細については、 Active Directoryとの同期を設定する を参照してください。
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Apex One
セキュリティエージェント
でEndpoint Sensorを有効にします。
- Apex Central コンソールで、[ ポリシー > ポリシー管理 ]の順に選択します。
- [ 製品名 ]ドロップダウンリストから[ Apex Oneセキュリティエージェント ]を選択します。
- [作成] をクリックします。
- ポリシー名を入力します。
- 対象を指定します。
- 追加サービス設定 を展開します。
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以下のチェックボックスをオンにします。
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Windowsデスクトップ
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Windows Serverプラットフォーム
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- [Endpoint Sensor設定] を展開します。
- [Endpoint Sensorを有効にする] を選択します。
- [配信] をクリックします。
- Microsoft™ Outlook(outlook.exe)を各 セキュリティエージェント エンドポイントのメールクライアントとして設定します。