ここではGoogle WorkspaceをSAML (2.0) IDプロバイダとして設定し、 Cloud App Security で使用する方法について説明します。
Google Workspaceの設定を開始する前に、次のことを確認してください。
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サインインプロセスを処理して Cloud App Security 管理コンソールに認証資格情報を提供する、Google Workspaceの有効なライセンスを購入している。
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Cloud App Security のグローバル管理者として管理コンソールにログオンしている。詳細については、 管理者と役割 を参照してください。
これらの指示に含まれる手順は、2023年2月現在有効です。
- Googleの特権管理者アカウントを使用して Google Workspaceの管理コンソール にサインインします。
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Cloud App Security
向けのSAMLアプリを作成します。
- 左側のナビゲーションで、 [アプリ] > [ウェブアプリとモバイルアプリ] の順に選択します。
- [アプリを追加] > [カスタムSAMLアプリの追加] の順にクリックします。
- [アプリの詳細] 画面で、 [アプリ名] に Cloud App Security のアプリ名 (例: Cloud App Security ) を入力し、 [続行] をクリックします。
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[Google IDプロバイダの詳細]
画面で、
[オプション2]
にあるSSO URLの
idpid
の値、
エンティティID
、
証明書
を、後で使用できるように任意のテキストエディタにコピーし、
[続行]
をクリックします。
idpid については、たとえば、SSO URLが https://accounts.google.com/o/saml2/idp?idpid=C0385vj7y であれば、 idpid はC0385vj7yです。
注:idpid は後でサービスURLを作成する際に使用し、 エンティティID と 証明書 は Cloud App Security 管理コンソールでシングルサインオンを設定する際に使用します。
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[サービスプロバイダの詳細]
画面で、次の設定を指定し、
[続行]
をクリックします。
設定
説明
ACSのURL
Cloud App Security がSAMLレスポンスを受信するために使用するAssertion Consumer ServiceのURL。
ACSのURL「 {Cloud App Security_admin_site} /ssoLogin 」を入力します。「{Cloud App Security_admin_site}」は、ご使用のサイトに基づいて指定してください。たとえば、ご使用のCloud App Security管理コンソールのURLが「https://admin-eu.tmcas.trendmicro.com」である場合、ACSのURLは「 https://admin-eu.tmcas.trendmicro.com/ssoLogin 」になります。
エンティティID
Cloud App Security を識別するためのグローバルに一意の名前。
ご使用のサイトの Cloud App Security ログオンURLを入力します。たとえば、ご使用のCloud App Security管理コンソールのURLが「https://admin-eu.tmcas.trendmicro.com」である場合、エンティティIDは「 https://admin-eu.tmcas.trendmicro.com 」になります。
名前ID
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名前IDの形式 : [EMAIL] を選択します。
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名前ID : [Basic Information > Primary email] を選択します。
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- [属性のマッピング] 画面で、初期設定値はそのままにし、 [完了] をクリックします。
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すべてのユーザに対してSAMLアプリを有効にします。
- メニュー > [アプリ] > [ウェブアプリとモバイルアプリ] の順に選択し、作成したSAMLアプリをクリックします。
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ブラウザのアドレスバーでSAMLアプリのサービスプロバイダIDを任意のテキストエディタにコピーします。
たとえば、アドレスバーのURLが「 https://admin.google.com/ac/apps/saml/123456789 」である場合、サービスプロバイダIDは「123456789」です。
注:サービスプロバイダIDは、後でサービスURLを作成する際に使用します。
- SAMLアプリの設定画面で、 [ユーザアクセス] セクションをクリックします。
- [サービスのステータス] セクションで、 [オン (すべてのユーザ)] を選択し、 [保存] をクリックします。
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「https://accounts.google.com/o/saml2/initsso?idpid=
example1
&spid=
example2
&forceauthn=false」の形式に基づいて、サービスURLを作成します。
URL内の変数は下記のように置換してください。
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example1 : 手順2.dで記録しておいた idpid で置換します。
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example2 : 手順3.bで記録しておいたサービスプロバイダIDで置換します。
注:サービスURLは Cloud App Security 管理コンソールでシングルサインオンを設定する際に使用します。
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- Cloud App Security 管理コンソールで シングルサインオンの設定 を完了します。
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SSOの設定が正しく機能することを確認します。
- Google Workspace管理コンソールで、 メニュー > [アプリ] > [ウェブアプリとモバイルアプリ] の順に選択し、作成したSAMLアプリをクリックします。
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左側の領域で
[SAMLログインをテスト]
をクリックします。
Cloud App Security 管理コンソールに転送されます。