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次の手順では、 [ダッシュボード] からExchange Online (インラインモード) の認証アカウントを準備して、受信メッセージと送信メッセージの両方に対してインライン保護を実現する方法について説明します。

準備の前に、関連するMicrosoftのセキュリティ設定を確認し、Exchange Onlineのインライン保護が組織で正しく機能し、メールが期待どおりに配信されるようにします。詳細については、 Microsoftの関連セキュリティ設定の確認 を参照してください。

注:

受信保護用のExchange Online (インラインモード) サービスアカウントの準備がすでに完了している場合は、インライン保護を送信方向にも適用するようにそのサービスアカウントをアップグレードしてください。

[運用管理] > [サービスアカウント] の順に選択し、使用するExchange Online (インラインモード) サービスアカウントを見つけて選択します。 [送信保護用にアップグレード] をクリックし、画面の指示に従って手順を完了します。

  1. Cloud App Security 管理コンソールにログオンします。
  2. [Exchange Online (インラインモード)] の上にマウスを重ね、 [準備] をクリックします。

    [Exchange Online (インライン) のサービスアカウントの準備] 画面が表示されます。

  3. Exchangeメールフローを設定するための権限をCloud App Securityに付与します。
    1. [手順1] の最後の [ここをクリック] をクリックします。
    2. 表示されたMicrosoftのサインイン画面で、Office 365のグローバル管理者の認証情報を入力して [サインイン] をクリックします。
    3. 表示されたExchange Onlineの認証画面で、 [承諾] をクリックして Cloud App Security に権限を付与します。

      この処理の間に、 Cloud App Security はExchange Onlineに Trend Micro Cloud App Security アプリを作成します。

  4. Azure ADに作成された Trend Micro Cloud App Security アプリにAzure Active Directoryの役割を割り当てます。
    1. Cloud App Security 管理コンソールに戻り、 [手順2] で示されたアプリIDをコピーします。
    2. Azure Active Directoryポータル にExchange Online管理者としてログオンします。
    3. 左の領域で [Azure Active Directory] をクリックし、 [運用管理] [ロールと管理者] を選択します。
    4. [ロールと管理者] 画面のリストで、 [Exchange管理者] をクリックします。
    5. [Exchange管理者 | 割り当て] 画面で [+割り当ての追加] をクリックします。
    6. Trend Micro Cloud App Security アプリにExchange管理者の役割を割り当てます
    • Privileged Identity Managementが有効になっていない場合:
      1. 先ほどコピーしたアプリIDを [割り当ての追加] 画面の検索ボックスに貼り付け、 Enter キーを押します。

      2. Trend Micro Cloud App Security アプリを探して選択し、 [追加] をクリックします。

        アプリが [Exchange管理者 | 割り当て] 画面に表示されます。

    • Privileged Identity Managementが有効になっている場合:
      1. [割り当ての追加] 画面で [メンバーが選択されていません] をクリックします。

      2. [メンバーの選択] 画面で、先ほどコピーしたアプリIDを貼り付け、 Enter キーを押します。

      3. Trend Micro Cloud App Security アプリを探して選択し、 [選択] をクリックします。

      4. [設定] タブで、初期設定はそのままにし、 [理由の入力] の下で役割を割り当てる理由を指定して、 [割り当て] をクリックします。

        アプリが [Exchange管理者 | 割り当て] 画面の [アクティブな割り当て] タブに表示されます。

  5. Azure ADからユーザとドメインのデータを同期する権限をCloud App Securityに付与します。
    1. Cloud App Security 管理コンソールに戻り、 [手順3] の後の [ここをクリック] をクリックします。
    2. 表示されたMicrosoftのサインイン画面で、Office 365のグローバル管理者の認証情報を入力して [サインイン] をクリックします。
    3. 表示されたExchange Onlineの認証画面で [承諾] をクリックし、Azure ADからユーザとドメインのデータを同期する権限を Cloud App Security に付与します。
  6. Cloud App Security 管理コンソールに戻り、 [手順4] の下の [確認して送信] をクリックします。
  7. 処理が完了するまで待ちます。
  8. 管理コンソールの右上隅にあるベルアイコンの上にマウスを重ねます。

    [通知] 画面に「Exchange Onlineがインラインモードで保護されます。」というメッセージが表示されたら、アカウントの準備は終了です。

    この準備により、Exchange Online環境に受信保護と送信保護の両方のメールフローを実装するための転送ルール、コネクタ、およびMicrosoft 365グループが追加され、許可リストが更新されます。詳細については、 インライン保護用のコネクタ、転送ルール、グループ、および許可リスト を参照してください。