ビュー:
  • ファイルが セキュリティエージェント エンドポイント にある場合:
    1. コマンドプロンプトを開き、< エージェントインストールフォルダ > に移動します。
    2. ファイルをダブルクリックするか、コマンドプロンプトで次のコマンドを入力して、 VSEncode.exe を実行します。

      VSEncode.exe /u

      このパラメータは、 <エージェントインストールフォルダ>\SUSPECT\Backup にあるファイルのリストを画面に表示します。

    3. 復元するファイルを選択して、 [復元] をクリックします。このツールで復元できるのは、一度に1つのファイルのみです。
    4. 表示された画面で、ファイルを復元するフォルダを指定します。
    5. [OK] をクリックします。指定されたフォルダにファイルが復元されます。
      注:

      Apex One によってファイルが再度検索され、復元後ただちにファイルが感染ファイルとして処理される場合もあります。ファイルが検索されないようにするには、そのファイルを検索除外リストに追加します。詳細については、 検索除外 を参照してください。

    6. ファイルの復元が終了したら、 [閉じる] をクリックします。
  • ファイルが Apex One サーバまたはカスタム隔離ディレクトリにある場合:
    1. ファイルが Apex One サーバコンピュータにある場合は、コマンドプロンプトを開いて、< サーバインストールフォルダ > \PCCSRV\Admin\Utility\VSEncrypt に移動します。

      ファイルがカスタム隔離ディレクトリにある場合は、 <サーバインストールフォルダ>\PCCSRV\Admin\Utility に移動して、カスタム隔離ディレクトリがある エンドポイント VSEncrypt フォルダをコピーします。

    2. テキストファイルを作成して、暗号化または復号するファイルの完全パスを入力します。

      たとえば、 C:\My Documents\Reports にあるファイルを復元するには、テキストファイルに「 C:\My Documents\Reports\*.* 」と記述します。

      Apex One サーバコンピュータの隔離ファイルは、 <サーバインストールフォルダ>\PCCSRV\Virus にあります。

    3. テキストファイルを INI または TXT の拡張子を付けて保存します。たとえば、 C: ドライブに ForEncryption.ini という名前で保存します。
    4. コマンドプロンプトを開き、 VSEncrypt フォルダのあるディレクトリに移動します。
    5. 次のコマンドを入力して、 VSEncode.exe を実行します。

      VSEncode.exe /d /i <INIまたはTXTファイルのパス>

      説明:

      <INIまたはTXTファイルのパス> は、作成した INI または TXT ファイルのパスです (例: C:\ForEncryption.ini )。

    6. その他のパラメータを使用して、さまざまなコマンドを実行できます。
      表 1. 復元パラメータ

      パラメータ

      説明

      なし (パラメータなし)

      ファイルを暗号化します。

      /d

      ファイルを復号します。

      /debug

      デバッグログを作成し、 エンドポイント に保存します。 セキュリティエージェント エンドポイント <エージェントインストールフォルダ> に、デバッグログ ( VSEncrypt.log ) が作成されます。

      /o

      暗号化または復号されたファイルがすでに存在する場合に、そのファイルを上書きします。

      /f <ファイル名>

      1つのファイルを暗号化または復号します。

      /nr

      元のファイル名を復元しません。

      /v

      ツールに関する情報を表示します。

      /u

      ツールのユーザインタフェースを起動します。

      /r <復元先フォルダ>

      ファイルを復元するフォルダ

      /s <元のファイル名>

      暗号化された元のファイルのファイル名

      たとえば、「 VSEncode [/d] [/debug] 」と入力して、 Suspect フォルダ内のファイルを復号し、デバッグログを作成します。ファイルを復号または暗号化すると、 Apex One によって同じフォルダに復号または暗号化されたファイルが作成されます。ファイルを復号または暗号化する前に、ロックされていないことを確認してください。