TMWSaaS では、syslog転送ツール用の環境として VMware ESXi 7.0 をサポートしています。
ツールのインストールを開始する前に、お使いのデバイスが次に示すシステムの最小要件を満たしていることを確認してください。
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CPU: 2コア、2スレッド
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RAM: 4GB
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ディスクサイズ: 50GB (インストール時に使用)
次に示す手順では、ESXiサーバの仮想マシン (VM) にsyslog転送ツールをインストールする方法を示します。
- TMWSaaS 管理コンソールからインストールISOファイルをダウンロードし、インストール用VMの作成に使用するESXiサーバにアップロードします。
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次の手順を実行してVMを作成します。
- vCenterまたはESXiコンソールにログオンします。
- ESXiサーバ、またはESXiサーバ上のリソースプールを選択して右クリックします。
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[New Virtual Machine]
を選択します。
[New Virtual Machine] 画面が表示されます。
- [Select a creation type] タブで、 [Create a new virtual machine] を選択し、 [NEXT] をクリックします。
- [Select a name and folder] タブで、VMに一意な名前を指定し、VMの場所を選択して、 [NEXT] をクリックします。
- [Select a computer resource] タブで、目的のコンピュータリソースを選択し、 [NEXT] をクリックします。
- [Select storage] タブで、設定ファイルとディスクファイル用のストレージを選択し、 [NEXT] をクリックします。
- [Select compatibility] タブで、現在のバージョン以降を選択し、 [NEXT] をクリックします。
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[Select a guest OS]
タブで、
[Guest OS Family]
ドロップダウンリストから
[Linux]
を選択し、
[Guest OS Version]
ドロップダウンリストから
[CentOS 7 (64-bit)]
を選択して、
[NEXT]
をクリックします。
[CentOS 7 (64-bit)] が使用できない場合は、 [CentOS 4/5 or Later (64-bit)] を選択します。
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[Customize hardware]
タブで、次の項目を設定し、
[NEXT]
をクリックします。
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[New hard disk] に [50 GB] 以上を指定します。
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[New CD/DVD Drive] を [Datastore ISO File] に設定します。
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[Connect At Power On] を選択します。
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[BROWSE...] をクリックし、 [CD/DVD Media] でアップロードしたISOファイルを選択します。
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必要に応じて他のオプションを設定します。
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- [Ready to complete] タブで設定を確認し、 [FINISH] をクリックします。
- VMの作成が完了するまで待ち、作成されたVMを右クリックします。
- [Power] > [Power On] の順に選択します。
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VMのコンソールを開きます。
TMWSaaS syslog転送ツールのインストールウィザードが表示されます。
- [TMWSaaS syslogツールインストールメニュー] 画面で [TMWSaaS syslog転送ツールのインストール] を選択します。
- インストールに使用するディスク情報を確認して、 [続行] をクリックします。
- 表示される [ハードウェアプロファイル] 画面で、syslog転送ツールのハードウェア設定を確認して、 [続行] をクリックします。
- 表示される [ディスクの再パーティショニング] の警告画面で、 [続行] をクリックします。
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インストールが完了するまで数分待ちます。
システムが自動的に再起動されます。
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ルート
ユーザとしてコマンドコンソールから仮想マシンにログインし、
<Enter>
キーを押してパスワードを設定します。
アルファベットの大文字と小文字、数字、および特殊文字を含む8文字以上のパスワードを入力してください。
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初回ログイン後に次のコマンドを実行します。
clish
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次のコマンドを実行して特権モードに入ります。
enable
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次のコマンドを実行して基本的なネットワーク設定を行います。
configure network basic
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次の各フィールドの値を指定して、
<Enter>
キーを押します。
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ホスト名 : VMのホスト名
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データインタフェース : syslog転送ツールでデータを送信するのに使用されるNIC
初期設定値は eth0 です。
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メソッド : 静的または動的IPアドレス割り当てのどちらを使用するかを決定します。
続いて、選択したメソッドに基づいて次の項目を設定します。
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静的 : IPv4アドレス、IPv4サブネットマスク、IPv4ゲートウェイ、優先DNS、および代替DNS (オプション)
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dhcp : 優先DNSおよび代替DNS (オプション)
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Y
または
y
を入力し、設定を確定して仮想マシンを再起動します。
システムが自動的に再起動されます。
- ルートユーザとしてコマンドコンソールから仮想マシンにログインします。
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次のコマンドを実行します。
/usr/logsvc/logoffloadClient/switch.py -t <token>
<token> は登録トークンです。管理コンソールで取得できます。
重要:管理コンソールで新しい登録トークンを生成した場合は、必ず新しいトークンを使用してコマンドをもう一度実行してください。
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(オプション) プロキシサーバを使用してツールをインターネットに接続する場合は、次のコマンドを実行してプロキシを設定します。
/usr/logsvc/logoffloadClient/switch.py -p <proxy> [-u <username> -pw <password>]
注:
syslog転送ツールは、認証なし、またはHTTP基本認証 (ユーザ名とパスワード) によるプロキシの使用をサポートしています。この機能を使用するには、バージョン3.5.1.5570以降をインストールしている必要があります。
-u および -pw が必要である場合は、次のスキーマで proxy を指定します: http[s]://<IP/FQDN>:<port>
-p のみが必要である場合は、次のスキーマで proxy を指定します: http[s]://<IP/FQDN>:<port> または <IP/FQDN>:<port>
パスワードに1つ以上の空白または一重引用符 (') が含まれる場合は、パスワードを二重引用符 ( "" ) で囲みます。パスワードに1つ以上の二重引用符 (") が含まれる場合は、各二重引用符の前にエスケープ文字としてバックスラッシュ ( \ ) を追加します ( \" )。
プロキシ設定を削除するには、次のコマンドを実行します: /usr/logsvc/logoffloadClient/switch.py -d