DHCPサーバにIPアドレスをリクエストしているクライアントに対して脆弱性検索を実行します。
脆弱性検索ツールは67番ポートで待機します。このポートは、DHCPサーバのDHCPリクエスト用の待機ポートです。クライアントからのDHCPリクエストが検出されると、脆弱性検索がクライアントで実行されます。
脆弱性検索ツールは、Windows Server 2008またはWindows 7上で起動されるとDHCPリクエストを検出できません。
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次のフォルダにある
TMVS.ini
ファイルでDHCPの設定を行います。
<サーバのインストールフォルダ>\PCCSRV\Admin\Utility\TMVS
.
表 1. TMVS.ini ファイルでのDHCP設定 設定
説明 DhcpThreadNum=x
DHCPモードのスレッド数を指定します。最小値は3、最大値は100、初期設定値は3です。
DhcpDelayScan=x
リクエストを行っているコンピュータにインストールされているウイルス対策製品を確認するまでの遅延時間 (秒) です。
最小値は0 (待機しない)、最大値は600、初期設定値は60です。
LogReport=x
ログ記録を無効にする場合は0、有効にする場合は1にします。
脆弱性検索ツールでは、検索結果を ビジネスセキュリティ サーバに送信します。ログはWebコンソールの [システムイベントログ] 画面に表示されます。
OsceServer=x
ビジネスセキュリティ サーバのIPアドレスまたはDNS名です。
OsceServerPort=x
ビジネスセキュリティ サーバのWebサーバポートです。
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脆弱性検索ツールを起動します。
脆弱性検索ツールの起動場所
手順
ビジネスセキュリティサーバ
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<サーバのインストールフォルダ>\PCCSRV\Admin\Utility\TMVS に移動します。
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TMVS.exe をダブルクリックします。
ネットワーク上のクライアント
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ビジネスセキュリティサーバで、 <サーバのインストールフォルダ>\PCCSRV\Admin\Utility に移動します。
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TMVS フォルダを別のクライアントにコピーします。
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コピー先のクライアントで TMVS フォルダを開き、 TMVS.exe をダブルクリックします。
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[Manual Scan]
の横にある
[Settings]
をクリックします。
[Settings] 画面が表示されます。
- 脆弱性検索設定を指定します。詳細については、 脆弱性検索の設定 を参照してください。
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[OK]
をクリックします。
[Settings] 画面が閉じます。
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[Results]
テーブルで、
[DHCP Scan]
タブをクリックします。
注:
[DHCP Scan] タブは、Windows Server 2008およびWindows 7を実行しているコンピュータでは使用できません。
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[DHCP Start]
をクリックします。
脆弱性検索ツールはDHCPリクエストの待機を開始し、クライアントコンピュータがネットワークにログオンしたら、そのコンピュータに対して脆弱性検索を実行します。
- 結果をCSVファイルに保存するには、 [Export] をクリックし、ファイルを保存するフォルダを参照してファイル名を入力し、 [保存] をクリックします。