ビジネスメール攻撃は会社役員などの高プロファイルユーザを標的とするため、 Cloud App Security では、偽装される可能性のある高プロファイルユーザを指定して脅威の検出や分類に使用できます。
偽装に利用される可能性のある高プロファイルユーザのメール表示名と、オプションでメールアドレスを指定します。 Cloud App Security では、以下を実現するために、高プロファイルユーザリストを使用します。
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これらのユーザから送信された受信メールメッセージを確認し、詐欺メールの確認条件を適用して偽装メッセージを特定することで、BEC攻撃が検出された場合に対処できます。
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外部送信者の表示名がリストと一致する場合は、直ちに処理を実行できます。
[高プロファイルユーザ] の設定は、 Cloud App Security で使用されるすべてのBEC検出テクノロジに適用されます。ただし、推定されるBEC攻撃の検出にライティングスタイル分析を使用する場合は、高プロファイルユーザのメールアドレスを指定する必要があります。
指定した高プロファイルユーザは、グローバル設定として、BEC検出のために高度なスパムメール対策が有効化された、Exchange OnlineやGmailなどのメールサービスのすべてのポリシーに適用されます。詳細については、 高度なスパムメール対策を設定する を参照してください。
Cloud App Security では、送信者の表示名が [高プロファイルユーザ] リストに一致する場合でもBECの検索をスキップするように高プロファイルユーザの除外リストを設定できます。詳細については、 高プロファイルユーザの除外リストを設定する を参照してください。