このセクションでは、例を挙げて、不審オブジェクトの分析のためにサンプルをクラウド仮想アナライザに送信するよう設定する方法とクラウド仮想アナライザおよびApex Centralから取得した不審オブジェクトを TMWSaaS での脅威検索に利用する方法を説明します。
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管理者による設定では、
[脅威対策]
の
[クラウド仮想アナライザ]
と
[不審オブジェクトの処理]
を有効にし、それを
[クラウドアクセスルール]
に適用します。
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TMWSaaS
がサンプルファイルをクラウド仮想アナライザに送信します。これにより、分析後に不審オブジェクトが生成されます。
- 「Cloud Access Rule 1」 に一致するユーザAが、 「Threat Protection Template 1」 の条件に一致するファイルをアップロード、オープン、またはダウンロードします。
- ファイルがサンプルとしてクラウド仮想アナライザに送信され、分析されます。
- このファイルから生成した不審オブジェクトを含むブロックリストがクラウド仮想アナライザで生成され、 TMWSaaS に送信されます。これにより、生成した不審オブジェクトが [不審オブジェクト] 画面に表示されます。
- Apex Centralは、スケジュールされた時間間隔で自動的に、最新の不審オブジェクトを TMWSaaS と同期します。
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TMWSaaS
は、不審オブジェクトを含むリクエストされたWebトラフィックへのアクセスを自動的に検出し、このWebアクティビティをブロックまたは監視します。
- ユーザBが、 [不審オブジェクト] 画面に表示され、有効化されている不審オブジェクトを含むWebトラフィックにアクセスするためにHTTP/HTTPSリクエストを送信します。
- ユーザBは、 [不審オブジェクトの処理] が設定されている脅威対策テンプレートを使用する有効なクラウドアクセスルールに一致しています。
- TMWSaaS は、適用されている脅威対策テンプレートに設定された処理に従って、このWebアクティビティをブロックまたは監視します。