システム設定を行う

オフラインセキュリティエージェントの削除

セキュリティエージェントをクライアントから削除するためにアンインストールプログラムを実行すると、ビジネスセキュリティサーバへの通知が自動的に送信されます。ビジネスセキュリティサーバがこの通知を受け取ると、クライアントが存在しなくなったことを示すために、セキュリティ設定のグループツリーからクライアントのアイコンが削除されます。

ただし、セキュリティエージェントが別の方法 (ハードディスクの再フォーマット、クライアントファイルの手動削除など) で削除された場合は、削除されたことをビジネスセキュリティサーバが認識しないため、セキュリティエージェントのステータスはオフラインと表示されます。ユーザがエージェントを長期間終了または無効化した場合も、サーバにはセキュリティエージェントがオフライン状態として表示されます。

セキュリティ設定のグループツリーにアクティブなクライアントだけを表示するには、オフラインのセキュリティエージェントをセキュリティ設定のグループツリーから自動的に削除するようにビジネスセキュリティサーバを設定します。

• セキュリティエージェント自動削除を有効にする ―ビジネスセキュリティサーバにアクセスしていない期間が指定の日数に達したクライアントを自動的に削除します。

• {} 日以上アクセスのないセキュリティエージェントを自動削除する ―許容されるクライアントのオフライン日数を指定します。この日数に達すると、クライアントはWebコンソールから削除されます。

エージェントの接続状態の確認

ビジネスセキュリティ では、クライアントの接続ステータスはセキュリティ設定のグループツリーの「オンライン/オフライン」項目に表示されます。ただし、何らかの条件によって、セキュリティ設定のグループツリーで表示されているステータスと、エージェントの接続状態が異なる場合があります。たとえば、クライアントのネットワークケーブルが誤って抜かれた場合、エージェントはオフラインであることをビジネスセキュリティサーバに通知できません。このため、セキュリティ設定のグループツリーではこのエージェントはオンラインとして表示されます。

エージェントとサーバの接続状態は手動で確認するか、確認のスケジュールをWebコンソールで設定できます。

• 接続状態を定期的に確認する :エージェントとサーバの接続状態の確認をスケジュールに従って自動的に実行します。

  • 毎時間

  • 毎日

  • 毎週

  • 開始時刻 ―確認を開始する時刻です。

• 接続状態を確認 ―接続状態の確認をすぐに開始します。

隔離フォルダ設定

初期設定では、セキュリティエージェントは隔離された感染ファイルをビジネスセキュリティサーバの次のディレクトリに送信します。

<ビジネスセキュリティサーバのインストールフォルダ>\PCCSRV\Virus

ディレクトリを変更する必要がある場合は (ディスク容量が足りない場合など)、 [隔離ディレクトリ設定] フィールドに「 D:\Quarantined Files 」などの絶対パスを入力します。この場合、 [デバイス] > {グループ} > [ポリシーの設定] > [隔離] で同じ変更を適用するようにしてください。そうしないと、エージェントは <ビジネスセキュリティサーバのインストールフォルダ>\PCCSRV\Virus にファイルを送信し続けます。

また、次の管理設定も実行してください。

• 隔離フォルダの容量 :隔離フォルダのサイズをMB単位で指定します。

• 隔離ファイルの最大サイズ ―隔離フォルダに保存される1ファイルあたりの最大サイズをMB単位で指定します。

• すべての隔離ファイルを削除 ―隔離フォルダ内のファイルをすべて削除します。フォルダに空き領域がないときは、新しいファイルがアップロードされても、そのファイルは保存されません。

エージェントからビジネスセキュリティサーバに隔離されたファイルを送信しないようにするには、 [デバイス] > {グループ} > [ポリシーの設定] > [隔離] で新しいディレクトリを設定し、すべての管理設定を無視します。手順については、 隔離ディレクトリ を参照してください。

セキュリティエージェントのインストール

セキュリティエージェントのインストールディレクトリ ― セットアップで各セキュリティエージェントがインストールされる場所です。インストール時に、セキュリティエージェントのインストールディレクトリを入力するよう指示されます。

必要に応じて、絶対パスを入力してディレクトリを変更します。今後インストールするエージェントのみがこのディレクトリにインストールされます。既存のエージェントは現在のディレクトリに保持されます。

次の変数のいずれかを使用して、インストールパスを設定します。

• $BOOTDISK ―起動ディスクドライブ

• $WINDIR ―Windowsのインストール先フォルダ

• $ProgramFiles ―プログラムフォルダ