Client Packagerは、CD-ROMなどの従来型メディアを使用するユーザに送付可能なインストールパッケージを作成します。ユーザはクライアントでパッケージを実行して、セキュリティエージェントのインストールやアップグレード、およびコンポーネントのアップデートを実行します。
Client Packagerは、次の場合に特に便利です。
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セキュリティエージェントまたはコンポーネントを、遠隔地にある帯域幅の狭いオフィスのクライアントにインストールする場合
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インターネットへの接続に関して制限が設けられている環境、つまりクローズドLANの場合やインターネット接続ができない環境の場合
Client Packagerを使用してインストールされたセキュリティエージェントは、パッケージ作成元のサーバにレポートを送信します。
パッケージをクライアントにインストールします。
クライアントの要件:
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ディスク容量
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従来型スキャン: 1.5GB以上 (2GBを推奨)
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スマートスキャン: 500MB
パッケージの検索方法が従来型スキャンの場合は1GB、スマートスキャンの場合は500MBの空きディスク領域
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Windowsインストーラ4.5以降 (MSIパッケージを実行する場合)
パッケージによるインストールのガイドライン:
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パッケージをユーザに送付して、そのファイル ( .msi または .exe ) をダブルクリックしてパッケージを実行するよう指示します。
注:パッケージは、パッケージ作成元のサーバにレポートを送信するセキュリティエージェントのユーザにのみ送信します。
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パッケージファイルを右クリックして [管理者として実行] を選択するようにユーザに指示します。
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Active Directoryを使用している場合は、各ユーザにセキュリティエージェントをインストールするよう求めなくても、 .msi ファイルを使用して、セキュリティエージェントをすべてのクライアントに同時かつ自動的にインストールできます。クライアントにログオンするユーザに関係なくセキュリティエージェントをインストールできるように、 [ユーザの構成] ではなく [コンピュータの構成] を使用します。
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新規インストールしたセキュリティエージェントがビジネスセキュリティサーバに接続できない場合、セキュリティエージェントは初期設定を保持しています。セキュリティエージェントは、ビジネスセキュリティサーバに接続する際にWebコンソールで自分のグループの設定を取得します。
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Client Packagerを使用したセキュリティエージェントのアップグレードの際に問題が発生した場合は、まず前のバージョンのセキュリティエージェントをアンインストールしてから新しいバージョンをインストールすることをお勧めします。アンインストール手順の詳細については、 エージェントを削除する を参照してください。